生物の適応性、ニューラルコーディング、細胞インテリジェンス、形態形成などミクロな現象から、パニック時の群集行動、生命医学、地震予知、異常気象、人と社会のネットワーク、経済変動などマクロな現象までを対象とした現象の理解は自然科学、社会科学の分野において重要なテーマです。
本拠点はそれらのテーマを数理科学の分野に持ち込み、その解明に対してモデル構築を柱とする現象数理学から行います。具体的には、非線形性、複雑性、組織化、異常性などを念頭におきながら次の2つの課題を掲げます:
社会、自然、生物系に現れる様々な非線形非平衡現象を対象とし、非線形性、組織化、開放性の視点から本質を抽出するモデルを構築し、その数理解析を行うことから現象数理学の発展を目指します。
経済、工学、磁気圏、地震、生命医学等の複雑な現象に現れる非線形時系列を対象とし、時系列の異常の前兆を捉え、時系列の本質を抽出するモデルを構築します。これに基づき、一例として、リスクマネジメントなどで地域社会や国の政策決定に貢献できる方策などを提言していきます。
事業推進担当者は全員MIMSの所員であり、MIMS所長を兼ねた拠点リーダーのリーダーシップのもと、強力な連携体制を構築しています。研究課題の遂行は次の3研究班の共同作業によって行われます:

このように、本拠点では研究課題の遂行のため、現象と数理を広く捉えることを可能にする協力活動と連携体制を整備しています。