本報告は市場における板情報に着目し、市場のモデルを構築した。ここでは市場をダブルオークションとして捉え、市場には潜在的に売り手と買い手が多数存在し、それぞれが財に対して私的情報を持ち、それを基に提示する価格を戦略として売買を行っている。これをKikkawa (2009, PTP)で定式化した手法を用いて、板情報を分析し、潜在的な約定価格を予測する。またこれを長期的なモデルに拡張し, 市場の動態の特徴を見出す。さらには自己組織化マップを使用して、市場間の類似性に着目し、取引戦略や週末効果について考察した。