第8回現象数理若手シンポジウム報告
 「航空機の数理
  -流体モデルと数値解析-」
        のコーディネートを担当して

 初めてコーディネートを担当しました。今回のシンポジウムは、一般の流体数値解析の研究者と航空機の設計に携わっている研究者の交流や議論をする機会を作りたいと考え、「航空機の数理-流体モデルと数値解析-」というタイトルのもとで、7名の先生方をお招きして開催いたしました。自分を含めた講演者8名の内訳は、航空機関連の研究者とその他の流体数値解析の研究者それぞれ4名ずつにしました。「航空機の数理-流体モデルと数値解析-」というタイトルにするのを少し躊躇しましたが、何がこのシンポジウムの特徴であるかを考えてこのタイトルに決めました。結果的に多くの方にご参加いただけたのは良かったのですが、このタイトルによって講演者の方に負担をかけた部分は申し訳なく思っています。また、お招きした7名の先生のうち5名の先生に初めて連絡をとって講演をお願いする状況でした。当初本当にこのシンポジウムを開催できるのか心配でしたが、私からの突然の講演依頼を快く承諾していただいた先生方にとても感謝しています。特に最初にご講演いただいた大林茂先生(東北大学流体科学研究所)には、航空機についての基礎から最新の結果まで、歴史を踏まえながら全体を網羅する内容を講演していただき、航空機がいかに複雑な問題を含んでいて、研究対象としても魅力的であるかを感じることができました。シンポジウム全体を通して、具体的な現象を解明するというゴールを見据えて開発をおこなっているということが、講演に迫力を持たせており、また、現実の要請と理想とのギャップをクリアにしていると感じました。私にとって今後の糧となるとても充実した2日間となりましたことをここに感謝いたします。また、ご参加および活発に議論していただいた皆様に感謝いたします。至らない部分も多かったと思いますが、主催者側に立場になれたことは個人的にはとてもいい経験となりました。このような貴重な機会を与えていただいたグローバルCOE拠点リーダーの三村昌泰先生をはじめとする先生方、また、準備、アドバイスやお手伝いしていただいた、グローバルCOE事務室・PDの皆様に感謝いたします。

文責:野津裕史(明治大学)