* Abstract *
◆ 中口悦史(東京医科歯科大学)

 マウスの発生初期における臓器の左右非対称な形態形成は、いくつかの遺伝子の左右非対称で位置特異的かつ過渡的な発現によって引き起こされることが知られている。この左右非対称な遺伝子発現は、一様な拡散場と左右対称な反応場を持つ反応拡散系が初期の微小な左右差を増幅することによって確立されるという仮説が提唱された。本講演では、その仮説に数理と実験の両面からアプローチした試みについて概説する。