第6回現象数理若手シンポジウム報告
 「現象数理学と数理社会学の対話」
      コーディネートを担当して

 本シンポジウムを担当するに当たり、様々な研究背景を持つ人が集結する現象数理学という場に居る利点を積極的に利用して、数理社会学の様々な分野で最先端の研究をされている方を集め、聴衆との議論の中で現象数理学と数理社会学の違いを見出す試みを目指した。研究発表を依頼した研究者の方々に対し、「数理社会学と現象数理学、あるいは社会科学と自然科学の違いを強調するイントロダクションを用意してください」と伝えておいた。またシンポジウムの初めに趣旨説明の場を設け、異分野の研究者が違いを発見することこそが学際研究に近づく道ではないかと訴える発表を行った。その成果だったと信じるが、2日目の最後の研究発表のあとに、自然科学と社会科学の本質的な違いとは何かという議論を、発表者・聴衆を交えて行うことができた。また懇親会や休憩のおりなどにも、明治大学の諸氏と講演者の方の議論があちこちで展開されていた。学際研究の布石に慣れたと思っている。本シンポジウムの準備や片づけを手伝ってくださった、GCOE事務室の方々、ならびに同僚のポスドクの方々に深く感謝します。

文責:堀内史朗(明治大学)