第5回現象数理若手シンポジウム報告
 「人類進化への数理的アプローチ」
      コーディネートを担当して

 本シンポジウムに関して、私がテーマ設定や講師の選択まですべて任されたため、人類進化に関する数理モデル研究という、大きなテーマを設定できた。このようなテーマのシンポジウムが行われたのは、おそらく日本では初めてのことではないかと思う。講演者の中には、必ずしも人類進化を直接的に考える数理モデル研究をされているわけではない方々もいらっしゃったが、それらの講演者が自分の研究を人類進化に結び付けて議論して下さったのは大変うれしいことであった。また、お願いしていた通りに、研究のイントロダクションを重視して説明して下さったので、この分野の話を初めて聞くような聴衆にも分かりやすい内容になったのではないかと思う。この分野は研究者が少ないため、ほとんど講演者と身内だけしか参加者がいないのではないかという危惧があったが、講演者の方が所属の学生さんを連れてきて下さっただけでなく、私がメーリングリストに流したアナウンスなどを見て遠くから来て下さった方も多数いて、盛況になったのは大変うれしいことであった。ただ、せっかく来て下さった方全員とお話しすることができなかったのは悔やまれる。最後に、シンポジウムの準備や片づけを手伝ってくださった、GCOE事務室の方々、ならびに同僚のポスドクの方々、そしてポスター作製の際、素晴らしいスケッチ画像を提供して下さった東京大学の石井理子様に深く感謝します。

文責:中橋渉(明治大学)