*講演内容*
◆ 井原泰雄(東京大学)

 井原先生は、相手の文化的形質に応じてタカハトゲームにおける手を変える戦略が広がり、区別的社会性が生じるのがどのような場合であるかを議論した。同じ文化的形質を持つ相手にハト的にふるまう戦略と権威的形質を持つ相手にハト的にふるまう戦略を考え、それぞれが強そうな相手にハト的にふるまう戦略と戦った場合に、文化的形質と戦略遺伝子の共進化が起きるのがどのような場合かを示した。現生人類は6万年前ごろに多様な文化を持つようになったが、これはそのような文化を持つことで内集団と外集団を区別し、対応を変えるためではないかという議論を行った。

文責:中橋渉(明治大学)