*講演内容*
◆ 増田直紀(東京大学)

 増田先生は、人の社会関係が方向性のあるネットワーク状になっている場合に、新たに生じた中立な形質や行動が集団中に固定する確率について紹介した。固定確率は、どのようにネットワーク上の形質が世代更新されるかによって異なる。そこで、LD、IP、VMの3種類の更新ルールで、固定確率がどうなるかを説明した。さらに、ネットワークがクラスター状になっていて、いくつかの部分に分けられる場合、それぞれのクラスター内の形質の固定確率をどう計算できるかを示した。これらの結果から、人間社会でどのように情報が伝達されていくかを議論した。

文責:中橋渉(明治大学)