*Abstract*
◆ 池田幸太(明治大学)

 本講演の目的は、反応拡散方程式系に現れる様々な空間パターンと、実際の現象やモデル方程式の関係を、いくつかの具体例を通じて示すことである。特に、他の3名の講演内容と密接に関係がある部分に話題を特化し、数学解析が現象の解明に重要な役割を果たすことを示した。神保氏の研究内容は、拡散項付きLotka-Volterra方程式系に対して適用することができる。その事実を数値計算によって可視化し、理解しやすく聴衆に伝えた。また、大下氏の行った縮約理論をギーラー・マインハルト系に形式的に適用し、より単純な方程式系を導いた。その単純な方程式系により、特徴的な解の振る舞いを知ることができることを示した。また、柳下氏が注目した進行波解は、例えば燃焼モデルにも現れるため、非常に重要な解である。そこで、燃焼モデルの説明を通じて、進行波解について考察した。